Follow Up SUNWOLVES エドワード・カーク 〜スーパーラグビーオフシーズン サンウルブズ選手インタビュー 〜
コラム11/9(金) 19:00
ヒト・コミュニケーションズ サンウルブズの2018年スコッド選手へのインタビューを行なっているスーパーラグビーオフシーズン企画の「Follow Up Sunwolves」、今回はキヤノンイーグルスに所属するエドワード・カーク選手です。サンウルブズには2016年のスーパーラグビー参加初年度から3年連続で参加したカーク選手は、2017年シーズンは共同キャプテンを務めました。2018年シーズンも13試合に出場し、初のシーズン3勝という結果に貢献したカーク選手に、2018年シーズンについて伺いました。
(サムネイル写真:©JSRA photo by Atsushi Kondo)
サンウルブズの一員としてチーム発足から3シーズン過ごし、1年目、2年目、3年目と、毎年違いを経験してきました。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、トニー・ブラウンアシスタントコーチ、スコット・ハンセンアシスタントコーチの就任は素晴らしい変化で、彼らと仕事をすることをとても楽しみました。彼らはニュージランドの才能です。物事の進め方がとてもプロフェッショナルでした。
さらに今シーズンは、過去のシーズンよりインターナショナルな環境になりました。毎年新しい選手が来ますが、彼らがサンウルブズの一員となることは素晴らしいことですね。自分にとっても、いつも新しい人と仲間になることは素晴らしいことです。
(香港で行われたサンウルブズ対ストーマーズ戦でのカーク選手)©︎JSRA photo by H.Nagaoka
試合後にみんなとビールを飲みながら勝利を楽しんだのは、一番の思い出の一つです。
サンウルブズは国内以外では勝ったことがなかったので、自分にとっても大きなマイルストーンでした。これが今シーズンのベストメモリーです。
いつも同じ仲間と一緒に過ごしていたこと、そして色々なところに行ったことが恋しいです。違う国へ行きラグビーをすることが好きなので、海外遠征も恋しいことの一つですね。
(メルボルンでのレベルズ戦のカーク選手)©JSRA photo by Atsushi Kondo
みんなチームのために懸命にプレーしますが、同時に私は選手と笑いあったり、面白いことを言ったりし、あまりシリアスになり過ぎないないようにしています。このようなことがサンウルブズ選手と対戦することの楽しみの一つだと思います。また、対戦することもいいですが、試合後に久しぶりに会う選手たちと話すことも良いものです。
特に楽しみな対戦相手は、サニックスとは同じカンファレンスではないですが、ジミー・ムーアとヘンカス(ヘンカス・ファン・ヴィック)ですね。幸い彼らとは良い関係があるので、彼らとプレーして、叩きのめしたいです(笑)。
あとは、パナソニックも同じカンファレンスにいるのでこの対戦も楽しみです。特に、”ビッグ” サム・ワイクスとのラインアウト等での対戦ですね。
因みに、試合中は対戦選手といつもからかいあい(バンター/ banter)をしていて、それがオージー流でもあります。
サンウルズで共にプレーした選手がトップリーグの同じチームにいることは、お互いを分かり合えているという点でとても都合が良いです。
彼らとはずっと一緒にプレーしているので、チームに帰って来て新シーズンが始まる時は1からのスタートではなく、田村がどうプレーするか、庭井がどうプレーしたいのかを理解することができます。
長い時間をサンウルブズの期間に一緒に過ごした選手とチームに帰ってきて、トップリーグに臨むのは良いことです。
(キヤノンスポーツパークでのトレーニング直後のカーク選手)©JSRA
家にいられることが良いことです。サンウルズでは殆どの時間、世界中を回っていて、ホテルに泊まっているのですが、こっちにはトレーニング場から遠くないところにアパートメントがあります。そこで妻と一緒に居られること、自分のルーティンを築くことが出来るのは好きです。
家に帰れることの中で一番好きなことは、手作りの食事を家で食べられることです。家に帰って来てリラックスすることは、トップリーグに帰ってきてできるお気に入りのことです。
また、オフの朝、体の痛みと共に起きてリラックスしている時、自分はラグビー選手で、毎日トレーニングをして、これが仕事なんだと確認させてくれます。みんなも同じなのではと思います。
私はいつもラグビーに真剣に取り組んでいますが、トーニングをしていないとき、ラグビーをしてないときは、普通の人と同じ様に楽しみます。でないとラグビーへの「愛」がすり減ってしまいますから。
コーヒーを楽しんだり、音楽を聴いたり、ディナーに行ったり・・・シリアスなことから距離を置くことがスイッチオフになります。
またラグビーはとてもシリアスなゲームなので、試合後にビールやワインを飲みながらリラックスすることも大事です。みなさんが、大変な1日の後にビールやワインを飲みリラックスすることがある様に。
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サンウルブズの発足初年度からチームを見てきたカーク選手。毎年のチームの変化を肌で感じ、ついに今シーズンは国外での初勝利、初の連勝、そしてシーズン3勝を達成し、チームの歴史を作ったシーズンに貢献しました。サンウルブズのチームメイトとも良い関係を築き、トップリーグでの対戦をお互いに楽しみにしていることがインタビューからわかります。
さて、トップリーグはいよいよカップ戦が11月10日(土)から始まります。キヤノンイーグルスは日野レッドドルフィンズと対戦予定、カーク選手はゲームキャプテンとして試合に出場予定です。11月24日(土)にはサンウルブズ2018スコッドで対戦を楽しみにしていると言っていたサム・ワイクス選手が所属するパナソニックワイルドナイツとの対戦も控えています。これからも、カーク選手の活躍に期待です。
(サムネイル写真:©JSRA photo by Atsushi Kondo)
Qースーパーラグビー2018年シーズンはどのようなものでしたか?
よかったです。過去のシーズンと違うことも多くありました。サンウルブズの一員としてチーム発足から3シーズン過ごし、1年目、2年目、3年目と、毎年違いを経験してきました。ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ、トニー・ブラウンアシスタントコーチ、スコット・ハンセンアシスタントコーチの就任は素晴らしい変化で、彼らと仕事をすることをとても楽しみました。彼らはニュージランドの才能です。物事の進め方がとてもプロフェッショナルでした。
さらに今シーズンは、過去のシーズンよりインターナショナルな環境になりました。毎年新しい選手が来ますが、彼らがサンウルブズの一員となることは素晴らしいことですね。自分にとっても、いつも新しい人と仲間になることは素晴らしいことです。
(香港で行われたサンウルブズ対ストーマーズ戦でのカーク選手)©︎JSRA photo by H.Nagaoka
Qースーパーラグビー2018シーズンで一番いい思い出は何ですか?
香港でのストーマーズ戦の勝ちを除くことはできないでしょう。香港で初めて開かれたスーパーラグビーの試合で、異常なくらい暑い中、84分にヘイデンパーカーがドロップゴールを決めた試合です。試合後にみんなとビールを飲みながら勝利を楽しんだのは、一番の思い出の一つです。
サンウルブズは国内以外では勝ったことがなかったので、自分にとっても大きなマイルストーンでした。これが今シーズンのベストメモリーです。
Qースーパーラグビー/サンウルブズでのシーズンを振り返って、何か恋しいことはありますか?
選手たちです。私たちは本当にいい関係を築いていました。なので何か恋しいことと言ったら、選手たちになると思います。いつも同じ仲間と一緒に過ごしていたこと、そして色々なところに行ったことが恋しいです。違う国へ行きラグビーをすることが好きなので、海外遠征も恋しいことの一つですね。
(メルボルンでのレベルズ戦のカーク選手)©JSRA photo by Atsushi Kondo
Qーサンウルブズのチームメイトと対戦についてどう思うか?また特に楽しみなサンウルブズ選手の対戦相手はいますか?
チームメイトとの対戦は常に良いものです、そしてとても楽しいものです。お互いにいつも対戦したいと思っていますよ。みんなチームのために懸命にプレーしますが、同時に私は選手と笑いあったり、面白いことを言ったりし、あまりシリアスになり過ぎないないようにしています。このようなことがサンウルブズ選手と対戦することの楽しみの一つだと思います。また、対戦することもいいですが、試合後に久しぶりに会う選手たちと話すことも良いものです。
特に楽しみな対戦相手は、サニックスとは同じカンファレンスではないですが、ジミー・ムーアとヘンカス(ヘンカス・ファン・ヴィック)ですね。幸い彼らとは良い関係があるので、彼らとプレーして、叩きのめしたいです(笑)。
あとは、パナソニックも同じカンファレンスにいるのでこの対戦も楽しみです。特に、”ビッグ” サム・ワイクスとのラインアウト等での対戦ですね。
因みに、試合中は対戦選手といつもからかいあい(バンター/ banter)をしていて、それがオージー流でもあります。
Qーサンウルブズでも一緒だった選手がチームにいることについてはどう思うか?
田村、庭井、また山路もサンウルブズ(2017年以前も含め)で一緒にプレーしました。サンウルズで共にプレーした選手がトップリーグの同じチームにいることは、お互いを分かり合えているという点でとても都合が良いです。
彼らとはずっと一緒にプレーしているので、チームに帰って来て新シーズンが始まる時は1からのスタートではなく、田村がどうプレーするか、庭井がどうプレーしたいのかを理解することができます。
長い時間をサンウルブズの期間に一緒に過ごした選手とチームに帰ってきて、トップリーグに臨むのは良いことです。
(キヤノンスポーツパークでのトレーニング直後のカーク選手)©JSRA
Qートップリーグチームに戻ってきできる、お気に入りのことは?
家にいられることが良いことです。サンウルズでは殆どの時間、世界中を回っていて、ホテルに泊まっているのですが、こっちにはトレーニング場から遠くないところにアパートメントがあります。そこで妻と一緒に居られること、自分のルーティンを築くことが出来るのは好きです。家に帰れることの中で一番好きなことは、手作りの食事を家で食べられることです。家に帰って来てリラックスすることは、トップリーグに帰ってきてできるお気に入りのことです。
Qー自分がラグビー選手だなと思うこと?
毎週水曜日の朝に起きた時だと思います。私たちは水曜に外でのランニング、コンタクトセッションを含むハードなトレーニングがあるのですが、起きたとき体が痛いときは自分がラグビーをプレーしているのだなと感じます 。また、オフの朝、体の痛みと共に起きてリラックスしている時、自分はラグビー選手で、毎日トレーニングをして、これが仕事なんだと確認させてくれます。みんなも同じなのではと思います。
Qどうやってスイッチオフしますか・休みますか?
コーヒーを入れたり、選手同士でジョークを言い合ったり、音楽を流したり、とにかくリラックスして、ラグビーの緊張感を取り除くようにします。私はいつもラグビーに真剣に取り組んでいますが、トーニングをしていないとき、ラグビーをしてないときは、普通の人と同じ様に楽しみます。でないとラグビーへの「愛」がすり減ってしまいますから。
コーヒーを楽しんだり、音楽を聴いたり、ディナーに行ったり・・・シリアスなことから距離を置くことがスイッチオフになります。
またラグビーはとてもシリアスなゲームなので、試合後にビールやワインを飲みながらリラックスすることも大事です。みなさんが、大変な1日の後にビールやワインを飲みリラックスすることがある様に。
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サンウルブズの発足初年度からチームを見てきたカーク選手。毎年のチームの変化を肌で感じ、ついに今シーズンは国外での初勝利、初の連勝、そしてシーズン3勝を達成し、チームの歴史を作ったシーズンに貢献しました。サンウルブズのチームメイトとも良い関係を築き、トップリーグでの対戦をお互いに楽しみにしていることがインタビューからわかります。
さて、トップリーグはいよいよカップ戦が11月10日(土)から始まります。キヤノンイーグルスは日野レッドドルフィンズと対戦予定、カーク選手はゲームキャプテンとして試合に出場予定です。11月24日(土)にはサンウルブズ2018スコッドで対戦を楽しみにしていると言っていたサム・ワイクス選手が所属するパナソニックワイルドナイツとの対戦も控えています。これからも、カーク選手の活躍に期待です。