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Follow Up SUNWOLVES 徳永 祥尭 〜スーパーラグビーオフシーズン サンウルブズ選手インタビュー 〜

コラム10/13(土) 08:00
東芝ブレイブルーパスで活躍する徳永 祥尭選手、2016年には男子セブンス日本代表としてリオデジャネイロオリンピックに参加し4位入賞を達成したことも。サンウルブズでは2017年シーズンに続き2018年シーズンもバックローの一員として試合に出て、チームに貢献してくれました。そんな徳永選手にサンウルブズでのシーズンを振り返ってもらうと共に、開幕して3週間経った時点(9月17日インタビュー実施日)でのトップリーグと東芝についても話していただきました。(サムネイル写真:©JSRA photo by Atsushi Kondo)


Q1.ースーパーラグビー2018シーズンはどのようなものでしたか?

個人的には17年のシーズンも呼んでもらっていて、そのシーズンと比べると試合にも多く出れたし、自分にとってとてもプラスになったシーズンだったと思います。


Q2.ースーパーラグビー2018の一番いい思い出は何ですか?

3勝出来たというのはやっぱりいい思い出です。秩父宮だけではなく、香港とシンガポールでも試合に勝てたのは自分の中でとてもいい思い出として残ってます。

秩父宮開催の場合、ホームなので移動もなく、選手がみなフレッシュで、またバックアップメンバーも多いので、対戦相手を想定した練習が出来るのですが、海外で試合を行う時は遠征メンバーで連れて行ける人数が決まっていて、ホームと同じように人数が揃っていない。でも、そのような状況の中でも、いい準備が出来たと思います。



(Round13 レッズ戦後に福岡堅樹選手と姫野和樹選手と記念撮影) ©JSRA photo by H.Nagaoka


Q3.ースーパーラグビー2018のシーズンを振り返って、何か恋しいことはありますか?

みんなが仲良かったんで、あれだけ半年間一緒にいると今こうやって会えないのが寂しいです。なのでトップリーグの試合で、一緒にサンウルブズで戦ったチームメイトに会えると嬉しいです。そういう意味でも試合が楽しいですね。


Q4.ースーパーラグビー2018で思い出したくないことは?

多分ほぼみんな別府というんじゃないですか?
朝爆竹で起こされるという経験はきつかったです。


Q5.ースーパーラグビー2018を通して成長したと感じることは?

継続して試合に出ることが出来て、それが自分の成長につながったと思っています。先発での出場機会はそこまで多くなかったんですけど、リザーブでの出場が多い分、覚えることだとか、いろんなポジションをやらないといけないということに対する準備の部分だとか、スキルの部分だとかは求められることが多くなるので、そこについては成長したと感じてます。

ブレイクダウンの部分で、バックローがボールを取り返さなくてはと試合中も感じてましたし、サンウルブズにおいてはターンオーバーのシチュエーションが一番チャンスになっていたので、今後もブレイクダウンの場面を自分の強みにするために、成長していきたいなと思います。




©︎JSRA



Q6.ートップリーグ2018シーズン、 チームの状況はどうですか?(第3節終了時点)

今は、3試合終わって既に2敗してしまっていてもう負けられない状況。ただでさえ試合数が少ない中、初戦を落としたのが痛かったなと思います。サンウルブズからの合流組が東芝には3人いますが、チームで半年間やってきたことをしっかり遂行出来たかというとそうではないので、別の部分で、半年間学んできた個人の部分だとか、気の利かせ方とか、リスクマネジメントは見せることが出来たと思うので、全てが全てダメだったというわけではないと思いますけど。もっとチームとリンクしていかないと、もっと細かいとこまで追求していかないといけないと思います。


Q7.ーサンウルブズのチームメイトと対戦についてどう思いますか?特に楽しみなサンウルブズ選手の対戦相手はいますか?

特にないんですけど、先週パナソニックと試合をして、サンウルブズ選手と代表選手がパナソニックにはたくさんいるので、その選手たちと対戦できるのは楽しかったですね。試合には負けてしまったのですが、半年間も一緒にいたら相手の得意なプレーや苦手なプレーなどがわかっているので、そういうところの駆け引きも楽しかったです。

次のコカ・コーラ戦も楽しみですね。トゥープス(ウィリアム・トゥポウ選手)もティミー(ティモシー・ラファエレ選手)もいますし。クボタもやっぱり楽しみですね。ラピース(ピーター・ラピース・ラブスカフニ選手)が同じポジションで、どっちの方が活躍したかじゃないですけど、やはり顕著に出ると思いますし、そこが勝敗にも関わってくると思うので。ラピースの強いプレーは知っていますし、だからそのプレーをさせないように、彼のプレーを知っている僕が頑張っていかないといけないなと思います。


Q8.ーサンウルブズでも一緒だった選手がチームにいることについてはどう思いますか?

やっぱり心強いです。チームに帰ってくるのも、帰ってきやすいじゃないですけど、その部分もある。仮に僕一人だけで行っていて、東芝に帰ってきたら必死になってついていかないといけないですし、負担がすごいと思うのですが、他にも2人いることによってちょっと心に余裕ができるじゃないですけど、メンタル的な部分で。あとスキルとかそういうサンウルブズでやってきた練習を東芝でも残ってやるんですけど、そういうとこでもわかっている人がいるとやりやすいのがありますね。サンウルブズでやってきたスキルトレーニングは他の東芝の選手とも一緒にやってます。


Q9.ーチームに戻ってきできる、お気に入りのことは?

特にはないですね、サンウルブズ期間中もご飯食べた後にコーヒーを飲むというのがルーティーンじゃないですけど、そういう感じでやってきたので、それを普通に東芝に帰ってきてもやってるくらいですね。休みの日はゆっくりして、練習前はコーヒーを飲んでということがお気に入りかな。

遠征中は同期とか、仲良い人と外に飲みに行ったりとかありましたけど、今はそんなにないですかね。自分たちで豆買ってきて、クラブハウスでミルをひいて煎れたりしますね。


Q10.スイッチオフの秘訣

試合終わった後のお酒の場は楽しみですよね。試合前1週間は完璧な準備をしているので、気が抜けないんです、僕個人は、普段は飲むことがないので、気を緩めてお酒を飲むことができるのは試合後くらいですかね。上のレベルにいる選手ほど、そこの切り替えがめちゃくちゃ上手いなと感じます。そういうのがスイッチオフの秘訣なのかなと。一回もオフにしないと疲れてしまって、シーズン半年間もたなかったと思うので、そういうところも先輩方に教わったと思います。試合後にみんなで楽しく、あーだこーだ言いながら、試合のことや関係ないことを話しながら飲むお酒が一番いいスイッチオフなんじゃないですかね。



(Round14ストーマーズ戦で対戦相手を止める徳永選手)©JSRA photo by H.Nagaoka



Q11.ー自分がラグビー選手だなと思うことは?

自分がラグビー選手だなって思うことより、自分がラグビー向いてるなってことに置き換えると、負けず嫌いということと、コンタクトが好きということがありますかね。対外国人選手に対しても、痛いという感情よりも負けたくないという感情の方が強いので、そういうとこがラグビーには向いてるかなと思います。

「こいつ強いけど倒したら凄いんじゃね」とか「こいつを一人で倒せたらすごくない」みたいな、先のこと考えます。

自分たちが、サンウルブズで勝てなかった相手がトップリーグに入ってきてやっているじゃないですか。そういう相手と一対一で当たれるシチュエーションっていうのがトップリーグでもあるので、そういうところで負けないようにと意識してやってます。

試合中に一対一のシチュエーションでしっかり相手を止められた時とか、ブレイクダウンでファイトしてボールを取れた場面は気持ちいいです。




持ち前の負けん気の強さで、相手が強い選手であればあるほど燃え、成長を続ける徳永選手。トップリーグの試合では、ブレイクダウンでの活躍、そして一対一で相手を仕留める姿に注目です。最後にサンウルブズファンへのメッセージをいただきました。

『2018年シーズン応援ありがとうございました。すでに2018−19シーズンのトップリーグは始まってますが、サンウルブズで頑張っていた選手達のプレーを楽しみに、是非試合会場まで観にきてください。よろしくお願いします!』


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〜Follow Up Sunwolves〜


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・ヴィリー・ブリッツ選手のインタビュー記事はこちらから

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