【世界のスタジアム ー ウェストパック・スタジアム】

風の街としても有名なニュージーランドの首都ウェリントンには、スーパーラグビー・ニュージーランドカンファレンスに所属するハリケーンズの本拠地、ウェストパックスタジアムがあります。日本ではなかなか見かけない円形のグランドはこのスタジアムの大きな特徴です。このスタジアムの建設には1億3000万ニュージーランドドル(日本円にして約98億円)が掛けられ、2000年に完成しました。

このスタジアムではハリケーンズの試合以外にも、ウェリントンを本拠地にするクリケットチームの試合や、クリケットニュージーランド代表、通称『ブラックキャップス』の試合も開催されます。他にもラグビーリーグの試合や、オーストラリアのAリーグ(サッカー)に所属するウェリントン・フェニックスの試合もこのスタジアムで開催されるなど、ニュージーランドの首都におけるスポーツの中心地となっています。

スタジアムは市街地から車で10分ほどの場所に位置しており、容易にアクセスができます。車で向かう際には、スタジアムに近づくにつれ目に入る巨大な銀色の外壁が印象的で、またスタジアムの正面ゲートにはマオリの彫刻とタラナキ山のモニュメントが設置されており、来場者を迎えてくれます。

スタジアム内の扉や観客席にはハリケーンズのチームカラーである黄色が使われており、非常に目立つ色合いとなっています。ハリケーンズ以外でこのスタジアムを本拠地にするウェリントン・フェニックスとウェリントン・ライオンズもチームカラーは黄色です。

オールブラックスの選手も多く所属しているハリケーンズの試合は子供たちにも大人気で、試合の日には多くの子供の姿が目に入ります。ゴールエリア裏の席に座る子供達にとっての楽しみは、チームから配られる応援用の黄色と黒の大きなポンポンを手にすることのようでした。チームのスタッフがポンポンを持ってスタンドへ近づいていくと、子供達が一斉に彼らへアピールしてなんとかポンポンを手に入れようとしている姿は大変印象的で、ハリケーンズの応援のスタイル、試合の楽しみ方が子供にまで浸透している様子が見て取れました。

先週末、2018年シーズンのチャンピオンを決めるプレーオフの火ぶたが切られ、準々決勝でハリケーンズはチーフスをホームのウェストパックスタジアムで破り、次戦は昨年度の王者クルセイダーズに挑みます。2018年シーズンも、いよいよ残り3試合です。

前の記事へ ニュース一覧へ 次の記事へ