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【Waratahs選手紹介】リース・ロビンソン

コラム6/17(金) 21:10

来日するワラターズのメンバーには、今年、スーパーラグビーにデビューした注目すべき新人が2人いる。
ひとりはまだ20歳という若さバリバリのFBのアンドリュー・ケラウェイである。
ここではもうひとりの「新人」、6月13日に29歳を迎えたWTBのリース・ロビンソンを紹介する。

身長180cm、体重91kgのロビンソンは、最近増えている13人制のラグビーリーグからラグビーユニオンへの転向組のプレーヤーのひとりで、ワラターズのダリル・ギブソン監督が、手薄となったバックス陣の補強のために昨年10月に獲得している。
ラグビーリーグのシニアチームで長くプレーしていたため、熟年でのユニオン転向となったが、15人制への適応はイズラエル・フォラウより早いという評判どおり、ワラターズではスーパーラグビー3戦目のハイランダーズ戦に途中出場し、翌週のレッズ戦から背番号14のレギュラーのポジションをつかんでいる。

本人が語った話によると、生まれはシドニーで、地元のランドウィック・ボーイズハイスクール時代には、SHとしてもっぱら15人制ラグビーをプレーしていたそうだ。卒業後にラグビーリーグに転向し、2008年3月に、20歳でブリスベン・ブロンコスのシニアチーム入りを果たした。その後、キャンベラ・レイダーズ、パラマッタ・イールズと3つのチームで活躍し、計9シーズンで116試合に出場し57トライを挙げ、スターの地位を築いてきた。

ロビンソンには、ラグビーリーグのオーストラリア代表歴はないけれど、家族のルーツ国であるレバノンの代表チームに加わって、欧州カップに出場している。オーストラリアのレバノン系のラグビーマンには、昨年までのワラターズ監督で現ワラビーズのマイケル・チェイカ監督や、インターナショナル・レフェリーで活躍し現在はビデオ判定オフィシャルを務めるジョージ・エイユーさんなどがいる。

リース・ロビンソンのプレーのみどころは、韋駄天ぶりを発揮したトライの場面で、チャンスを逃さぬ天性の決定力が感じられるはずだ。スーパーラグビーでは第14節まで10試合に出場し、ブランビーズ、フォース、チーターズの3チームから1トライずつ奪っている。今後、イズラエル・フォラウらチームメートとの呼吸が密になるにつれて、トライ数は増えてゆくはずである。

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