●フィロ・ティアティア　ヘッドコーチ
「再び秩父宮に帰ってこられてうれしい。選手たちもエキサイトしている。BYE WEEKを経て、チームはリフレッシュしてブルズ戦に臨むことができると思う。
（Q：松島幸太朗選手をはじめ、この試合が初出場となる選手もいるが？）
おっしゃるとおり、松島選手はサンウルブズでのジャージをまとっての初めての試合になる。サンウルブズはまだ２シーズン目のチームだが、日本だけでなくアジアのラグビーを牽引する立場を担っていると思うし、選手たちには高いレベルで試合をできる機会を大事にしてほしいと願っている。今節もリザーブを含めてスーパーラグビー初出場となる選手がいるが、新しい選手たちには期待している。
（Q：ここまでの試合を振り返って）
ここまで勝てる可能性のある試合を繰り返しているが、最後の15～20分での大きなミスによって勝利を逃してしまっている。我々はまだ成長段階ではあるが、これまでの経験を生かすためにも80分間よいプレーを続けなくてはいけない。
（Q：NO.8で若いラーボニ・ウォーレンボスアヤコ選手を起用するが？）
彼は若くて、とてもエキサイトなプレーをする選手で、ずっと注目してきた。まだ学ぶ要素もたくさんあるが、明日はスペシャルな瞬間になると思う。
もう１つ…。実はこれまでNO.8で起用してきたヴィリー・ブリッツ選手はお父様が亡くなられて葬儀のためにチームを離れているため、今節は出場できない。ただ、離れていても彼はチームの一員であり、勝利を願ってくれている。
ラーボニ選手は若いが、明日の活躍を楽しみにしている、起用に関してはまったく不安はない。FLの徳永祥尭や松橋周平も成長しているので、ボニ（ラーボニ・ウォーレンボスアヤコ）ともうまくコミュニケーションをとってやってくれると思う。
（Q：ティモシー・ラファエレ選手をキャプテンに指名したが？）
今節、残念ながらカークがメンバー入りしていない。ただ、ティム（ティモシー・ラファエレ）も普段からリーダーグループの一員であり、彼はプレーでもチームに示すことができる存在だ。また日本語と英語の両方を話せるし、チーム内で尊敬を集める選手の１人でもある。リーダーとして、信頼している。このチームは様々な言葉を話し、様々な人生を過ごしてきた選手たちがプレーするユニークなチームだが、そんな中でうまく率いてやってくれると思う」

●田中史朗選手
「やはり日本でたくさんの応援の中でプレーできると思うので、今は明日の試合が楽しみ。
自分の役割としては、FWに声をかけて動かし、自分のテンポや判断でプレーすること。これまでの試合を見ていても、あと少しパスが繋がればとか止められればというところで、人数が足りなかったりしてミスになってしまう。コミュニケーションをしっかりとって、相手は自分たちよりも大きいのだから余計に試合終盤ではしんどいはずだし、そこをしっかりとやっていかないと。
（Q：FW３列は若い選手たちだが？）
年齢はあまり関係ないと思うけど、同じチームだし気がついたところは声をかけていくようにしている。普段はもの静かな選手もいるけど、彼らとよいコミュニケーションをとって、良さを引き出してあげるのも役目だと思うので。
（Q：どんな試合展開になると思うか？）
イメージ的にはロースコア。取り合いになれば、相手が体格的に優位だと思うので、しっかりと止めるところは止める、というイメージでやりたい」

●松島幸太朗選手
「今は普通の気持ちで良い状態。緊張せずに、このまま明日の試合を迎えたい。今日の練習では、最初は声が少ないかなと思ったけど、途中からはみんなよく声が出ていた。明日は最初からこの感じでやれたらと思う。今は周りも見えて、みんなとのコミュニケーションも取れている。
明日は風が強そうなので、キックの精度や、キックするのかしないのかの判断も大事になってくると思う」

●中鶴隆彰選手
「FBの松島選手とは、ずっと同じチームでやってきているし、普段も一緒に行動することも多い。そういう意味では、彼がボールを持てばどういうプレーをするのかイメージしやすいし、やりやすい。自分のトライでチームに貢献できて勝てたらよりうれしいし、もっと結果にこだわってやっていきたい」

国内第２戦（SUPER RUGBY 第7節）
サンウルブズvsブルズ
4月8日（土）14：15キックオフ／秩父宮ラグビー場
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