スーパーラグビー2016第14節、サンウルブズはオーストラリアのキャンベラでブランビーズと対戦する。各国代表のテストマッチ時期のために6月のリーグはお休み。その前の最後の試合だ。オーストラリアカンファレンス2位の強豪への挑戦だが、力を出し切って波乱を起こしたい。

ブランビーズは日本ラグビーとの関係性を幾重にも語ることができるチームだ。創設はスーパーラグビー発足と同じ1996年。この年の2月、ヘッドコーチ（HC）のロッド・マックイーンは、チームを率いて来日し、日本の素早いプレースタイルを学んだ。マックイーンは、その後、オーストラリア代表のHCとなって1999年のラグビーワールドカップ（RWC）で優勝する。マックイーンの後継者となってブランビーズを率いたエディー・ジョーンズもチームを率いて来日し、スクラムから素早くボールを出す日本のダイレクトフッキングなどを学び、後のスーパーラグビー制覇（2001年）につなげている。